30.財務①
〈この記事で出てくる用語〉
- 功徳…神仏からの良い報い。(同)ご利益。 (例)・信心していたから功徳があったんだね。・こんなに頑張って信心しているんだからきっと功徳があるよ。
- 財務…一般的には「お金を調達する業務やその運用」を差しますが。学会においては集金調達活動そのものを財務と称する。
- 広宣流布…法華経を世に広める事。日蓮に始まり学会もこの広宣流布を主目的としている。ただし学会の言う広宣流布はあくまで、創価学会を世に広める事。となる。(学会では他の日蓮系の団体は邪宗という認識)
〈本文〉
創価学会の資金源は色々ありますが、露骨に集金を行うのがこの財務です。
財務とは
- 創価学会では年に一度、年末になると会員から金をかき集めるイベント(?)があり、それを財務といいます。そもそも創価学会では「会員から一切金は取らない」というのが当初のスタンスだったそうですが、現在は毎年の恒例行事となっています。(どういった経緯でそうなっていったか気になる方はネットで検索してみてください。)
- 創価学会で言うところの財務というのは一般的な宗教でいうところのお布施や寄付に近いものと考えてもらっていいです。ただし、学会には坊主はいませんので、お金を出すのはあくまで「創価学会という宗教団体に対して」となります。一般的な「お坊さんに故人を供養してもらう」タイプの宗教が身近な人にとっては不思議な感じがするかもしれませんね。そしてこれがまた厄介だったりします。その話は後ほど。
- 財務を行うかどうかは希望制。しかし希望せざるを得ない仕組みづくりがしっかりしてあるのも事実。希望者は広布部員と呼ばれる。(要は世界広布の為に必要なお金を提供する会員と言う意味。学会に貢献していると思わせる1つの仕組み)
財務の金額
- 最低金額1万円〜と言う話が学会員の中では浸透している。(実際にはそれ以下の金額でも可能だそうです。)一回の財務で100万円以上を寄付する強者も実際にいます。
- 各人がどのくらい財務につぎ込むかは、経済力<信仰の度合いと考えた方がいいです。貧乏なのに節約して多額の財務を行う人は実際にいます。これは功徳を得ようとする意識が根底にあります。(洗脳ともいえる)
- 財務によって全国で集まる金額は相当な金額と噂される。
- 財務の詳細(収支)は完全非公開。普通の組織では考えられないが、学会員は基本的に学会のやり方に疑問をもたないのでそれがまかり通る。
財務は功徳
「財務は功徳です」現会長の原田氏がはっきりこう言っていました。
学会的には「世界広布の為に使うお金を出した人には功徳があるのは当然です」ということなのだと推察します。
が、お金を出して功徳を得られるなら、信心って何?って、私は思っちゃうんですよねぇ…。ま、学会員に言わせたら「信心があるから、広宣流布の事を想えば協力したいと思うのよ」なんて答えが返ってきそうですね。(笑)
財務②に続きます。
29.創価学会員のお金の話
〈この記事で出てくる用語〉
- 会館…創価学会が全国各地に所有している不動産物件。会員の会合などで使われる。○○文化会館(○○には「世田谷」などの地名が入る)
〈本文〉
学会員と付き合っているうちはあまり気にならなくても、結婚をするとなるとそうはいかないのがお金の話です。できれば結婚前に、学会員が「どういったものに」「どのくらい」学会にお金を使うのか。また創価学会とお金についても綴ってみようと思います。
大まかに項目で紹介しますと
年一回の出費
- 財務…寄付金、お布施の意。
- 公布基金…各地域にある会館で募る募金のようなもの。
毎月の出費
他
- 書籍…「人間革命」などの定期的に学会が出版している本。多数ある。
各項目毎に紹介します。
28.小休止③
しばらく勧誘について記事を書いてみました。学会の勧誘に関しては色んな着地があります。
・結婚前に入会をする人
・結婚後もずっと入会しない人
・結婚後に何かのきっかけに入会を決める人
・結婚間近まで行ったのに学会を理由に別れてしまう人
また、
・学会員同士でもうまくいかない人
・学会に熱心な奥様にブツブツ文句を言いながらも容認している旦那さん
・非学会員の旦那さんに「信仰は理解するけれど活動は昼間だけにして」と言われている奥さん。
各家庭、色んなタイプがあります。
「入会をしたから円満」「入会しないと不仲になる・うまくいかない」という訳ではないのだな・と色んな学会員をみていて感じる次第です。
入会どうこうよりも、お互いがお互いを尊重しながら、納得のいく着地点が探していく事が大切なのではないかと思います。
27.勧誘を受けているあなたへ
ここまで勧誘について書いてきました。私の記事がどこまで皆さんのお役に立てているかわかりませんが、私自身間違い無いと思えるアドバイスをひとつ。それは…
体力勝負!休める時に休みましょう!(笑)
勧誘の度合いはそれぞれでしょうが勧誘活動を受けると、なかなか体力と神経を使い、疲れます。慣れない事、慣れない話が一杯頭に入ってきます。
今思えば私自身、勧誘が始まってしばらくは相当疲労していた事を覚えています。
・学会の話を聞いたり話し合った後は数日、頭の中はその話がグルグル回って、一人で脳内会議が大忙しでした。
・たまに学会の理不尽な感じに一人でイライラしてみたり。
・普段使わない頭を使うのでそれだけでも疲れるのに、先のことを考えて不安になったり。
・聞いてなかった問題が出てきてパートナーに腹を立ててみたり。
・にも関わらず、パートナーは「当たり前のことすぎて」問題とも思っていなかった様子をみて一人でまた腹立ててみたり。
・何でこの人を好きになってしまったんだろうと考えてしまい、そんなことを考える自分が嫌になって落ち込んでみたり。
・「何で私は学会員の家に生まれなかったのだろう。それならこんなに悩まなくて済んだのに」などと現実逃避してみたり。
と、まぁ何せ勧誘を受けている間はとにかく疲れます!ですからとにかく休めるときはしっかり休みましょう!体力がないと、まともな判断もできません。体力勝負です!(*'▽'*)ガンバ!
26.パートナーの親御さんと話す前に
親御さんと学会について(主に入会云々について)話す前にこんな事にも気をつけておくといいですよ・という話です。
パートナーを良き理解者にしておく。
あなたのパートナーは、あなたの心境を理解してくれていますか?
・パートナーの信仰は理解できるが自分はちょっと…
・学会の事は分からないことだらけで不安しかない。
・信仰を強要されるのはちょっと…。
・そもそも入会するつもりは全くない。
などなど入会に関する考え方は色々だと思いますが、そんなあなたの考え方をあなたのパートナーは理解してくれていますか?
ただでさえ不慣れな環境で不慣れな話をしなければいけないのですから、緊張もします。
あなた自身の考え方を伝え、パートナーがそれをある程度理解、尊重してくれていれば、親との調整もしてくれるかもしれません。またそんな事を自らしてくれるパートナーであれば、結婚後の安心度も高いと思われます。(結婚後豹変しなければ)
逆に、あなたの心境や考えを理解してもらえていないのであれば、パートナーの親御さんと会っても『あちら』だけで話が進む事が懸念されます。
また、あなたのパートナーが、あなたの心境や考え方を聞いた上で理解しようとする気がない人であれば、結婚後も何かと頭を悩ませる事が多いかもしれません。(そもそもそんな人とは結婚の話にならないとかもしれませんが…。)
あなたは相手の事を理解していますか?
パートナーがあなたのことを理解してくれているかどうかも大事ですが、あなたがパートナーの信仰心に対して理解しているかどうかも大事です。
あなたが学会に入会するかしないかは別にして、相手の信仰自体を認められないのであれば、相手もあなたの考えや主張に対して理解をしようと思えないかもしれません。
育った環境が異なる他人同士が人生を共にするという意味では、相手を尊重することは大切だと私は思いますし、宗教が絡めば尚更だと思います。
即答しない。
パートナーの親御さんがどんな話をされるかはその日その時にならないとわかりませんが、核心に迫りそうな内容やお願いに関しては、基本的には即答しないことをお勧めします。
「仰りたいことは理解しましたが、今ここでお返事は出来かねます」といった具合です。
問い質されても「今ここでお答えできればいいのですが…」とか「そこまでのことはまだ考えが追いついていなくて…」などこちらが動揺している雰囲気を出せば、良識のある方なら一旦ひいてくれます。
逆にそれでもグイグイ来るタイプの親御さんであれば、今後長い目で見て大変でしょうね。
また、そんな時にパートナーがどう出るかも見ものです。
・黙って親の話を聞いている→信頼度は低い。
・ある程度親の話も聞きつつも親に直接あなたの側に立ってくれる発言をする→信頼度は高い。
・親のいないところで「あーだ、こーだ」言う→ノーコメント
全て判断材料
この記事をここまで読んでいただいた方なら、何となくお気付きだと思いますが、パートナーの親御さんとの対面で、学会絡みの話をした際、全ての対応の仕方が、今後のあなたの判断材料になります。パートナーの親御さんも、パートナーも両方です。よく観察しておくことをお勧めします。
全ては自由意志
どうしても創価学会の彼氏、彼女とお付き合いをすると、入会か、それが出来なければ別れるかといった二択を迫られるケースが多いと聞きます。それが、そもそもおかしな話なのです。
何故か「非学会員が、学会に合わせるかどうか」を求められがちですが、あなたとあなたのパートナーは対等であることを忘れないでください。
なかなか友達にも相談できる人は少ない内容故、一人で悩む方も多いかもしれません。そして一人で考えると選択肢が狭くなりがちです。
もう一度言います。
あなたとあなたのパートナーは対等で選択肢は入会か別れるかの2択ではありません。この事は頭の片隅に常に置いておいてください。
お互いが納得のいく答えを出せることをお祈りします。
25.折伏(勧誘)の流れ⑤(親)
〈本文〉
パートナーから折伏を受ける上で一番の山場となるのが相手の親かもしれません。
お付き合いをしている相手の親御さんに会うというだけでもそれなりの緊張感があると思いますが、その中で入会に対するプレッシャーをかけられるとなかなか大変です。
学会への勧誘に親御さんがどれだけ自ら関わろうとしてくるか、また「どの程度の熱量で入会を求めてくるか」に関しては、親御さんの信仰の度合いや考え方、またパートナーの考え方などによって変わってくると思います。
◆過去記事も参照ください8.把握すべき情報③(パートナーの親の信仰度合い) - 創価のパートナーをもつということ
勧誘の流れで親が出てくるタイミング
勧誘を受けている段階で改めて親と会うセッテイングをされることがあれば入会に関する話があるかもしれません。またパートナーの親御さんが遠方に住んでおられる等、あまり日常的に親御さんと会う機会が無いケースであれば、初めて会う段階でそんな話が出てくることもあるかもしれません。
私の話を少しだけ
私の場合は、パートナーとのお付き合いがはじまってしばらくした段階で「将来結婚をするなら同じ学会員でないと…」とはっきり言われました。
当時の私はパートナーとの結婚を近い将来のこととして意識していましたが、学会に対する知識があまりなく、どうなっていくか自分自身先が見えない状態でした。ですからその時は「そうですか。」と相手の意向を聞くに留めました。その他の学会に関する話は親御さんの考え方を知るための情報収集程度として聞いていたように記憶しています。
当時の私は「パートナーや親御さんの望むもの、学会の中を見ていく中で、自分には無理だと思ったら別れるのは致し方ない。」そんな風に考えていました。
今思えば早い段階で、パートナーの両親が入会を望んでいる事を知れて良かったように思います。パートナーとの結婚について学会の事も含めて考えることができたからです。
逆に、結婚を間近にして降って湧いたように学会の話が出て来ていたら、その時点で相手への信頼度は下がったでしょうから。(私の場合は・ですが。)
24.折伏(勧誘)の流れ④(役職者・幹部)
〈この記事に出てくる用語〉
信心(しんじん)…信仰すること(=学会に入会すること)
〈本文〉
基本的に同中や座談会に出席した際にセットで付いてくる役職者や幹部と話す機会。役職者は自分が役職者としてなんとか折伏を成功させようとします。例えば新人営業員の契約案件を、上司が部下と自分自身の実績作りのために契約を取ろうとする図式に近いです。(学会の中では折伏成功の人数は一つのステータス)
役職者のアプローチ
役職者のアプローチの手数を簡単に。
- 初期は学会に対してのイメージを聞き出して、Yes&Butで悪いイメージを打ち消していく。
- 悩みを聞き出す。学会はいわゆるスピリチュアルな精神的な目的よりも、どちらかというと自分の願いを叶える為に活動します。(体面上は「スピリチュアル風」な部分もありますが…)ですので「今の悩みは?」や「困っていることは?」となります。
- 提案。「信心していれば悩みは解決し、願いが叶いますよ」となります。実際の成功体験を聞かせてくれる。その成功体験が信心によるものだと感じられるかどうかは聴く側の感性次第ですが。(私はひねくれている為か、色んな話を聞きましたがあまりピンときたことがないです。)
- 学会の正当性を語る。世界でこんなにもたくさんの信者がいるのは学会が正しいからだ。世界中の識者から賞賛を受けている学会や、池田氏は素晴らしいから・という理由
- 仏教用語を多用する。仏教用語は聞きなれない言葉や表現がたくさあるので凄そうな印象を与えやすい。(勧誘対象者が話を突いてきた際に、話をズラす際にも多用する傾向がある。)
- 1〜4を反復することで勧誘対象者を入会へ誘導して行く。
アプローチのパターンはおおまかにこんな感じです。通常の折伏であればここまできたら大体入会です。その気がない人は同中に二回も三回も行きません。二回も三回も行くのはパートナーに勧誘されている人か、会社の上司から勧誘を受けてるとかそうゆうパターンです。