創価のパートナーをもつということ

パートナーが創価だとわかってから結婚、現在に至るまで。また実生活への影響などを綴ってみます

23.折伏(勧誘)の流れ③(同中・座談会)

〈この記事で出てくる用語〉

  • 同中(どうちゅう)…同時中継の略。2ヶ月に一度、本部幹部会の様子を映像で見ることで学会の現在の状況等が解る。(同時中継とはいうものの中継はしていない。DVDで見るだけ)選挙前、選挙期間中は選挙の話が大半。
  • 座談会…各地域(町や地域の字)で組織されたグループが月に数回。学会員の家や、各エリアにある学会所有の会館で行う集会。お互いの近況を話し合ったり、学会の連絡事項の伝達、日蓮の教えについて勉強をしたりする。

 

〈本文〉

勧誘活動における同中や座談会の位置付けなどについて書いてみます。あくまで私の主観ですので、そのつもりで読み進めてください。

同中や座談会は学会を知ってもらう場

基本的に勧誘の対象者を連れて行く場合の同中や座談会の役割は、「学会がどんな活動をしているのか」であったり、「学会にはどんな人がいるのか」また、「この素晴らしい学会には沢山の人が信心(信仰、入会)している」ということを知ってもらうための場になります。

営業活動で言えば新規顧客誘導の販促イベント、ネットワークビジネスで言えば各種セミナーのようなものです。入会へ導く階段の1段目と言えます。

 

勧誘対象者を連れて行く場合の同中や座談会の役割

1.勧誘対象の人物に「学会全体の活動内容」や「学会の規模」を見せる。

世界で創価学会という宗教団体が広まっていることを、本部幹部会のDVDなどを通して見せることでプラスのイメージを与える。(日本人は『世界で人気』に弱いですからね。)

2.その地域に沢山の学会員(信者)がいることを見せる。

同中や座談会には各地域の学会員が集まる為それなりの人数になります。それによって『入会している人が多いんだな』という印象を持ち易くなります。そうすることで警戒心を解く

3.地区や支部などの役職者と話す機会を設けることができる。

必ずではないかもしれませんが、勧誘対象者が同中などに参加する場合は、大体が事前に情報が回っています。「〇〇さんが今度の同中に、折伏中の友人を連れてくるんだって」というふうに。そうなると必然的に役職者などは積極的に会おうとしてきます。学会では、信仰を広めること自体が一つの目的となっているので自然な流れだと考えられます。最初のうちは軽い挨拶くらいでしょうが、そのうち…。

4.学会や学会員と話すことに対する警戒心を解く。

場や人に慣れさせることは、先々の折伏活動において絶対的に必要な要素になってくる為。

 

同中や座談会に行く回数

同中や座談会は、行けば行くほど学会という組織がどんなものなのかわかってくるでしょう。

また、役職者や地域の学会員等とも話す機会も増えてくると思います。学会員は皆、基本的に入会へ導こうと純粋に色んなことを話してくれます。

その中で学会に対する理解が進んだ時に、あなたが『学会っていいかも』と思えるか、『学会ってやっぱり〇〇だな』と思うかはあなたの感性、考え方次第です。

 

信仰は自由ですので魅力を感じるなら入会もありかもしれません。もし入会をするなら色々な情報を把握してからの方がいいと思います。あと、親族にもしっかり話した方が良いと私は思います。若い方は宗教というものに対して、あまり考えることが無いかもしれませんが、年を重ねると宗教感というのは大切になってくるように感じます。特に学会の入会は申し込み用紙に名前を書くだけという手軽さゆえ、余計にハードルが低いため、深く考えなくていいですからね。(むしろハードルを極力下げていると言ってもいいかもしれません。)

22.折伏(勧誘)の流れ②(カミングアウト)

〈この記事に出てくる用語〉

  • バリ活…バリバリ学会活動している学会員を指す。
  • 学会宣言…自身が創価学会員であることをカミングアウトすること。


〈本文〉

創価学会の勧誘の流れを紹介します。前の記事21.折伏の流れ① - 創価のパートナーをもつということにも書いた通り、おおまかな流れとしては

[カミングアウト→同中・座談会→役職者→幹部]※パートナーからの勧誘になるとここに親が出てきます。

こんな感じです。

 

カミングアウト(学会宣言)

カミングアウトをどのタイミングでされるかで勧誘を受けた側の心の余裕が随分かわります。

  • お付き合いを始めて早い段階でカミングアウトを受けた場合、パートナー(パートナーの親御さんも含む)と学会、その両方を自分自身(+自分の親族が)受け入れられるかどうかの判断に時間的な余裕があります。付き合いだしてから、カミングアウトまでが早い学会員はそれなりに相手の事を考えられる人か、もしくは『バリ活』さんか、どちらかであると考えられます。
  • 婚約をした後にカミングアウトを受けた人の話を聞いた事がありますが、かなり大変そうな印象です。もしあなたがそのような境遇であれば充分な時間はないかも知れませんが、学会員であるあなたのパートナーを視る必要が方があるかもしれません。

◆過去関連記事も参照ください

4.カミングアウトをされたらやるべきこと - 創価のパートナーをもつということ

  • カミングアウトが遅くなった理由はわかりませんが、 だいたいが「なかなか言い出しにくくて…」だと思います。相手にどう思われるかを気にしてカミングアウトできないのであれば、今後出てくる学会がらみの問題に関しても同じような対応を取ることが考えられます。要は「学会員ではないあなたの身になって考えてくれるどうか」という部分に関係してきます。
  • 婚約後の学会宣言など、私個人的には「究極の後だしジャンケン」だと思います。

 

◇この記事を読んでいる学会員さんへ

彼氏や彼女へは、なるべく早く学会宣言した方が賢明です。もし婚約後に学会宣言をしてしまったのなら、相手への配慮をしっかりと。最悪婚約解消もやむを得ないと心得てください。(はっきり言って遅すぎます。)

 

 

 

21.折伏の流れ①

〈この記事に出てくる用語〉

  • 同中…同時中継の略。2ヶ月に一度、本部幹部会の様子を映像で見る。学会の現在の状況等が解る。(同時中継とはいうものの中継はしていない。DVDで見るだけ)
  • 座談会…各地域(町や地域の字)で組織されたグループが月に数回。学会員の家や学会所有の会館で集まるイベント。

 

〈本文〉

折伏」というと堅苦しく感じるかもしれませんが要は勧誘活動です。この勧誘の大まかな流れを紹介します。今この記事を読んでいる方の中には、学会員からの勧誘を受けている最中の方もいると思います。どんなことが始まるのか知っていれば多少不安が減るかもしれません。

 

 

学会の勧誘の流れ

[カミングアウト→同中・座談会→役職者→幹部]※ここにパートナーからの勧誘になるとどこかのタイミングでパートナーの親が出てきます。

簡単に表すとこんな感じです。

・カミングアウト(学会宣言)
・同中、座談会に誘われる

「学会ってこんなことしてますよ」「こんな人たちがいるんですよ」と、いうことを理解させる場。

・役職者や幹部と話す機会が出てくる

勧誘の対象がどんな人なのかをリサーチをする。

・親

一番のイベントになるパターンが多い。

 

次の記事でもう少し噛み砕いてお伝えします。

 

 

 

20.折伏とは③

〈この記事で出てくる用語〉

  • 外の人…学会員の中では非学会員のことをこのように表現することがあります。(学会の以外の人ってことですね)
  • 広宣流布(こうせんるふ)…学会の中で布教活動の意。法華経日蓮が広めたかった教え)を世に広めていくこと。  (例1)学会こそが広宣流布を実践してきた正義の団体なのです!(例2)広宣流布こそ大聖人様(日蓮)の根本精神なのであります!

 

〈前書き〉

ここでは学会の折伏というものの間接的な部分について書いてみます。但し私の主観が多分に入っていますので、学会を好きになってきている人、また学会員の方は見なくて良いかもしれません。ただ学会員の中でも上を目指している方は『外の人からはこんな風に見える人もいるんだなぁ』程度に知っておいてもらっても良いかもしれません。

↓↓↓〈本文〉↓↓↓

 

 

 

学会の勧誘はセールスに似ている

創価学会折伏(勧誘)というものは大変良く出来ています。大手企業の営業活動や、ネットワーク(ビジネス)の勧誘活動のそれと良く似ているように思います。つまり人間の心理をよく考えられてマニュアル化されています。勧誘している本人はマニュアルという意識は無いかもしれませんが、『あーした方が、こーした方が』と先輩方がアドバイスを与え、結果的に脈々と受け継がれていきます。

 

組織で新規獲得を目指す

また、役職者も折伏中の対象者に積極的に話しかけようとします。これも上に書いたように営業やネットワークに通ずる部分があります。

というのも役職者からすると、自分以下の組織での折伏を成功させることは自分自身の成績にもなります。

学会に入会する人(信者)が増える→広宣流布の実現→各組織の目標の達成・自分自身の功徳・達成感を得る

結果的に支部、地区の役職者が総出で折伏を成功させようとします。

(具体的なノルマがあるかどうかはわかりませんが、各組織には目標はありますので数字を追いかけるという意味では大差ないです。)

支部や地区の概念については13.学会の組織について - 創価のパートナーをもつということ

 

雰囲気づくりもまあまあ上手

ゴリッゴリッの学会員を除けば、比較的、学会員は良い人が多いです。地域にそれなりの人数、学会員がいて、その人たちが親切な優しい方達なら、学会も悪いものには見えにくくなります。

また、座談会やその他会合も基本的に「アットホーム、親身に人の話を聞く雰囲気」なので印象は決して悪くないです。印象が悪くなければ入会(セールスでいうと契約)はその分近づきます。

ですがそういった部分も、そうなるように学会本部が会員をしっかり教育してきていますのでそう見えて当然です。

全ては新規獲得の為です。

またそれが学会の「広宣流布」という大義名分なので至極当然ともいえます。

 

人の良いところを見つけるのが上手すぎる人や、その場の雰囲気に馴染むことが得意な人は割と簡単に入会しちゃえるかもしれません。

 

反復

また宗教(特に新興宗教)というのは創価に限らずどんなものでも基本的に洗脳ですので、そこはわかっておいた方がいいです。

同じ言葉の反復、組織や売り文句の正当性を反復するこで刷り込んでいきます。

19.折伏とは②

〈この記事に出てくる用語〉

  • 悪法…日蓮の教え以外の宗教。学会的には日蓮正宗も含む。(他にも似た表現で邪教邪宗などとも表現する)
  • 正法…日蓮の教え=法華経。学会的には創価学会のみが正法にあたる。
  • 立正安国論(りっしょうあんこくろん)…日蓮が時の権力者である北条時頼に出した物語風の手紙。(私個人の主観で言わせてもらうと…笑える内容です。)
  • 功徳…神仏からの良い報い。(同)ご利益。     (例)・信心していたから功徳があったんだね。・こんなに頑張って信心しているんだからきっと功徳があるよ。

 

〈本文〉

前の記事にも書いた通り創価学会の中では「折伏は善行である」と刷り込まれています。その辺りを、もう少し説明します。

日蓮がうたっていた内容の中核

創価学会日蓮の教えを広める団体ですが、その日蓮の基本的な考え方を簡単に書きますと、

「世の中で天災や戦争、病などの全て、悪いことが起きる事には原因があり、その原因は皆が悪法を信仰しているからである。皆が正法に目覚めれば世の中の悪い出来事は全て解決され、皆が幸せになれる。その正法こそ法華経である」

といった内容です。

 

強迫観念功徳

学会員が「近しい人に学会に入って欲しい」と思う心理に「強迫観念」と「功徳」という2つの要素が考えられます。

強迫観念

・強迫観念については日蓮の教えが関係してきます。(正確には「立正安国論の話の中に」ですが、ここでは簡略化して「教え」とします。)

日蓮の教えに「法華経を信仰していないと良くない事が起こる」とはっきりあるため、強迫観念の様なものがあると考えられます。現在の学会のやり方としてはそこまで全面に出している訳ではありませんが、やはり潜在的に刷り込まれている様に感じます。(60代以上の世代はかなり色濃く。)

 

功徳

・功徳についても日蓮の教えが関係してきますが、要は「折伏をすると自分の願いが叶う・良い事が起こる」という教えなのです。こういう表現は学会員さんは嫌がるかもしれませんが、でも、要はそうゆう事なのです。(学会員さんが見てたらごめんなさいね)

ちなみに折伏=功徳という感覚は、現在の学会の中でも普通によく発信しています。

 

このように学会員が折伏をしようとする事は、「世の為人の為、自分の為であり、またあなたの為」なのです。ましてや彼氏や彼女、婚約者といった大切な人であれば尚更、懸命に折伏(勧誘)しようとするのです。私自身が勧誘を受けている時「何故そんなに一生懸命に勧誘してくるのだろう?」と理解し難かったことを覚えています。

 

 

18.折伏とは①

〈この記事で出てくる用語〉

  • 折伏(しゃくぶく)…学会員が行う勧誘活動の意。
  • 悪人…日蓮の教えを否定する人(学会の場合日蓮正宗の信者も含む)
  • 悪法…悪い教え。(学会の場合は学会以外の全ての宗教団体の意)

 

〈本文〉

そもそも折伏とは何なのか、ここを理解しておく必要があります。何故かと言うと、学会員の勧誘活動は大変しつこいです。その背景がわかっていないと本当に困惑します。(わかっていてもアレですが。。。)

 

学会員の折伏は善意によるもの。

「は?善意?」と思われた方もいらっしゃると思います。折伏という言葉をネットで調べて見ますと…

 

折伏とは、折破摧伏を略した仏教用語であり、悪人・悪法を打ち砕き、迷いを覚まさせること。 人をいったん議論などによって破り、自己の誤りを悟らせること。 あるいは、悪人や悪法をくじき、屈服させること。 転じて、執拗に説得して、相手を自分の意見や方針に従わせること。』と、あります。

 

つまり創価学会の価値観で言うと、

1.創価学会こそが正しい宗教である。

2.その他の宗教は全て間違いであり悪である。

3.だからこそ創価学会(正義)の教えを広めて、悪い宗教に騙されている人達の目を覚まさせ、正しい教えに皆を導き、世を正そう。

と、なります。(なんと偉そうな。。。)しかも執拗にですって。(笑)

 

学会員の勧誘活動はなかなか終わらない。

学会員は「折伏は善行である」と刷り込まれているので、勧誘を受ける人はその辺りを把握しておいた方がいいです。何故なら勧誘を断っても、直ぐに諦めてくれないパターンが多いからです。勧誘をお断りしても執拗に勧誘を続けるのは、

「悪法に騙されているあなたを解放し、正しい教えに導いてあげようと思っているのに、なぜわからないのか?」

という心理状態。あと、折伏の対象が結婚相手の場合

「結婚相手が学会員じゃないと家に災いが訪れる」

といった非現実的な考え方を持つ学会員も中にはいます。主に年配者ですがパートナーの親御さんがそういった考えを持つ方であると大変ですね。

 

 

実際に、私自身が折伏と言う名の勧誘活動を受けている時を思い返すと、熱心に話をしてくれる学会員達はどこか正義感にかられている様な印象が確かにあったように思います。今勧誘活動を受けている方は頑張ってください。

もちろん宗教は自由ですから、「良いな」と思うなら入会されるのも良いのでしょうが。。。

雰囲気で入会するのはお勧めしません。

 

 

 

 

 

17.入会を求められたら

〈この記事で出てくる用語〉

  • 学会宣言…自身が学会員であることをカミングアウトすること。学会員同士の会話で利用される、非一般用語。   (例)『わたし、彼氏に学会宣言したんだよね』
  • 折伏(しゃくぶく)…勧誘活動   (例)『友達の折伏に挑戦しています!』

 

〈本文〉

創価学会の彼氏や彼女から学会宣言を受けると、遅かれ早かれ折伏が始まります。ようは勧誘活動が始まり、入会を求められるのです。

アプローチの仕方やタイミングはそれぞれだと思いますが、ほぼ間違いないです。

 

私の場合はお付き合いが始まってしばらくは何事も無かったのですが、お付き合い始めて半年ほどした頃、パートナーの親が口火を切ってきました。

 

創価学会の勧誘が始まったらまず、
安易に『イエス』と返答をしない方がいいです。
何故なら一度入会すればなかなか退会できないからです。会員とは言っても、ビデオショップのレンタル会員とは訳が違います。もし縁を切りたいと思ってもなかなか切れないそうです。無理矢理切ろうとすると違うリスクを伴う可能性があるからです。
勧誘を受けて、入会をするならそれ相応の覚悟が必要だと考えて下さい。
ましてや、あなたがお付き合いされている方との関係が、この先どうなるかわからないのですから。

「彼氏、彼女と別れた。だから学会も退会する。」そうゆうノリじゃないです。

『いや、私は流されるままに生きていくんだ』というスタンスの方は良いと思いますが…。

宗教に無頓着な方でもここはしっかり押さえておいた方が良いと思います。
もう一度言います。入会する時は覚悟を決めてからにしましょう。

 

 

「なぜ折伏をするのか」「折伏とはどういったものなのか」など、

しばらく折伏について綴ってみます。